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5話 「ちょいと 休まんかの?」
2017/09/07(木)23:15:27(8年前) 更新
だい2しょう
クラッシュくんと一休み。
兄が戻ってこないうちに、ワープルーム1のステージに戻ってダイヤを集めるココ。
ダイヤを集めることが何よりも大事・・・とは、コルテックスを裏切ったブリオの言。レーザー砲を完成させるのに重要な代物だ。とり忘れはなるべくカバーしておく。
アク「うむ。ダイヤも順調に集まって来たわい。よくやった!」
ココ「ちょっと取りづらいものもありましたね。でも、アクアクさんのアドバイスのおかげです!」
アク「いやいや。ココの頑張りのおかげじゃわい。・・・にしてもクラッシュのやつ、いつまでしろくまと一緒なのか・・・。」
ココ「え、ええ・・・。」
エレベーターでワープルーム2に戻ると、カチコチのクラッシュの姿が。
ココ「お、お兄ちゃん!?」
アク「クラッシュ〜!」
クラ「ガクガク・・・ゴゴ〜・・・」
妹による必死(?)の介抱で、少し元気を取り戻したクラッシュであった。
ココ「ちょっとお兄ちゃん、どうしたのよ〜。」
クラ「ガタガタガタ・・・。雪山ステージにポーラのステージ・・・なんでオイラは寒いステージばっかりなのだっ!」
アク「まあそう言うな。オヌシの野望、モテモテくんになる道と思うのじゃ!」
クラ「先は厳しいのだ〜・・・。」
と話していると、クラッシュは大事なことを思い出した。
クラ「あ、そうだ!パワーストーンもダイヤも、ちゃんと持って帰って来たんだった!」
アク「お!やったの〜。」
クラ「う、ウェ〜(吐き出す音)。」
クラッシュは口から、パワーストーンを取り出した・・・。
そのままパワーストーンは、ステージ横のくぼみに入った。
ココ「げっ!きったないわね〜・・・。」
クラ「後、ダイヤが・・・。」
コンコン!!
耳に手を何度も当てると、反対の耳からダイヤが出て来た。
クラッシュのことだから、多分耳も汚いのだろう・・・。
ダイヤもくぼみに入ったのだった。
ココ「うっ・・・。ちょっと見てられないかも・・・。」
・・・マジシャンか何かなのか。
なんだかどうだか、クラッシュなんだこいつ!
クラ「フゥ、レッツダンシング!」
クラッシュはいつも通り、ダイヤ入手の喜びのダンスを踊り出した。
としていると、気づいたらココまで踊っていた。以前と同様、息のあったダンス。
クラ「お!やっぱりココはこうでなくっちゃ〜。」
ココ「(うぅ・・・。衝動的に踊っちゃうのよね。)」
ダンスも終わると、クラッシュはポケットからヨーヨーを取り出し、遊び始めた。
クラ「オイラの特技、ヨーヨーなのだっ!」
ココ「(ま、ちょっとぐらいならいいかな。)」
お互い、ちょっと疲れていたので、このまま休憩することにした。
クラ「ふなな〜♫」
アク「そういえばココよ。前の冒険以来、あれからどうしておったのじゃ?」
ココ「へっ?えっと・・・。」
何も話せそうにない。アクアクとクラッシュにとっては1年経っているのだが、自分はタイムスリップをしていたゆえに、1年もたった実感はなく、これといって何もない。
ココ「う〜ん・・・。」
クラ「言いにくかったら特に言わなくってもいいのだ〜。」
正直、この言葉はありがたかった。前の時もそうだった。
ココ「(・・・って言うか、お兄ちゃん、ヨーヨーしながら聞いてたんだ・・・。)」
アク「じゃあ別の話でもするかの。」
アクアクは話を切り出した。クラッシュもヨーヨーをしまう。
アク「クラッシュにココ、この冒険は、どんな感じじゃ?」
クラ「どーもこーもないのだっ!いきなり雨の降ってるステージに行ったり、知らない箱があったりで大変なのだ!サーフィンはハラハラして楽しいけど、雪山のステージも2回も行って寒い思いばかりなのだっ。」
見覚えのない箱、とは、おそらく「ニトロ箱」に「鉄ワク箱」あたりだろうか。
自分もサーフィンは確かに楽しかった。加速に戸惑いもしたが。
クラ「・・・そういえば前の雪山ステージの真上に、浮いてるあかダイヤがあったけど、高すぎて取れなかったのだ〜・・・。あれってなんなのだ?」
確か、それは元の時代のアクアクから聞いたことがあった。パソコンにも記録している。「ツルピカの ゆきやま」の、あの。
ココ「それ、ひょっとしたら、別の入り口でもあるんじゃないかしら。なんかこう、秘密って感じの。」
アク「なるほど。元のワープルームではどうやっても行けんから、裏口という線は考えられそうじゃの〜。」
クラ「そっか〜。・・・じゃ、次の雪山のステージ!ちゃんと箱を壊して行ったはずなのに、ぜんっぜんダイヤまで箱が足りないのだ。」
ココ「それは、あかダイヤのルートにたくさんあるんじゃないかな。」
クラ「そういえば透明の足場があったような・・・。」
とここで、アクアクがいきなり大声で
アク「待った!」
と言った。
アク「ココ、確かそのステージはオヌシは行ってないはずじゃ。なんで知っておるんじゃ?あかダイヤの足場があって、そこを通らないとパーフェクトができんとは。」
ココ「えっ。」
クラ「言われてみればそうなのだ。」
ちょっとまずい雰囲気。知らないはずのことを知っている、とは、いかにもな状況である。
クラ「きっとココは賢いから、なんかこう、ベンリカン、とかなんとかでも付いているのだっ!」
ココ「(・・・センリガン、って言いたいのかしら。ってそんなものないわよ。)」
アク「幾ら何でもそれはなかろうて。その・・・疑ってるわけじゃないんじゃがの。ちょっと気になってな。」
ココ「(・・・どう言おう。)」
もう言ってしまおうか。「タイムマシンで未来から来た」と。
しかし・・・なぜだか言い出せない。そもそも信じてもらえるかわからないし、言ってしまうと、何か大きな影響を及ぼしてしまいそうで。
クラ「たぶん、そのパソコンなのだ。なんかそれで調べられたのだ。」
ココ「そ、そうなの!ほら、色々と見ることができるの。」
クラッシュのとっさの言葉で、機転を利かせることができた。
アク「そうなのか。それにしても『はいてく』じゃのお〜。ワシにも分からん世界が広がっておるんじゃな!」
ココ「あ、ははっ(・・・なんとかなった・・・かな)。」
なんとかごまかせたようだ。と言っても、嘘はついていない。この手にかかれば、それぐらい実際にアクセスすることもできる。
ココ「あ、そういえば、アクアクさんのさっきの質問に答えるわね。前は、タスマニア島の周りを冒険してたじゃない?」
クラ「あの頃が懐かしいのだ〜。川登りやイノシシダッシュ!それから嵐のお城に機械化したところ!」
アク「昨日のようにも感じるわい。」
ココ「(私は昨日のように『しか』感じないけど。)まだ何個かだけど、川をサーフボードで渡ったり、また岩に追いかけられたり・・・。パワーアップした冒険になってるわ。でも、お兄ちゃんのアクションが、とっても役に立ってるの!」
クラ「他にも、いろいろなところが、オイラたちを待っているのだ〜〜!!」
ココ「どんどんパワーストーンにダイヤ、集めちゃいましょ!」
兄は、いつもお気楽だった。よくいえば楽観的だ。危険なことの方が多いだろうに、あまり文句も言わず、むしろ楽しんでいる。・・・思えば自分もそうなっている。おそらく、前以上に新鮮な気持ちになっているからなのかもしれない。
クラ「そうだ!ココ、ちょっと見て欲しいのだ!」
ココ「ん?」
クラッシュはまたヨーヨーを取り出し、自信のあるという技を披露した。
クラ「ほら!アラウンド・ザ・ワールド!オイラのジマンなのだっ。」
ココ「『世界一周』ね。(・・・そういえば)」
ココは思い出した。いつになったら、元の時代の、あのタイム・ネジネジマシーンのあるところへ戻れるようになるのか、と。
正直、帰るあてが見つからない。タイム・ネジネジマシーンのことを調べることなど不可能だろうし、かと言って自分で作るというのも土台無理な話だ。
クラ「いえ〜い・・・ってあれ。」
たぶん、前回同様、この冒険が終わりに近づけば勝手にワープするのだろう。・・・それに託すしかないのはやや辛いところではあるが、考えてもしょうがない。
ココ「(やるっきゃないか・・・。)」
クラ「うわっ!」
ココ「へっ?」
気づいたら、クラッシュとココの周りを、あのヨーヨーが何回転も動いており、と思うと、2人一気にヒモに締め付けられてしまった!クラッシュの鼻にヨーヨーが引っかかった形で。
ココ「ムギュ!って、お兄ちゃん、何してるのよ〜・・・。」
クラ「はんふぁ(なんか)ばはんふ(バランス)ふふひへ(崩して)よほいひっへ(横に行って)、ほうはっはのふぁ(こうなっちゃったのだ)・・・。はふはふひ〜はん(アクアク爺さん)〜、ふぁんほは(なんとか)ひへほひいふぉは(して欲しいのだ)〜。」
クラッシュは口までヒモでぐるぐるにされているので、うまく話せない。
アク「ありゃま。ワシには何もできんわい。」
クラ「ふぉうはっはは(こうなったら)・・・」
ココ「ちょ、お兄ちゃ」
何も考えずに、クラッシュはスピンアタックをした!すると接していたココまで大回転させ、壁に吹っ飛ばしてしまった!
ココ「フミュミュ〜〜!!ってワワワワ!!」
ゴーン!!
かわいそうに、壁に大衝突してしまった。
そのまま体が後ろに倒れてしまう。
クラ「うわ〜!ココ〜〜!」
ココ「(ピロピロピロピロ・・・)はにゃ〜・・・。」
完全に目が回ってしまい、激突のショックで気を失ってしまった。アクアクの犠牲はないが、元どおりになるまで時間がかかりそう。
ココ「ふ〜ルル〜〜・・・・・・。」
クラ「あ!そうだ!さっきココから聞いたあかダイヤへの入り口、探してくるのだ〜〜!!」
アク「クラッシュや、このワープルームの川ステージに怪しいところがあったから、行ってくるのじゃ!!」
と言って、クラッシュはスタコラ逃げていってしまった。
ポー「く〜ん。」
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