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4話:パティーナ皇女、君臨
2012/06/15(金)17:50:34(13年前) 更新
~本編~
その翌日、城の前に1人のドレス姿の少女が来た。
???「リオワード様、パティーナでございます。」
パティーナがそう言うと、家来達は城の扉を開け、道を作った。
パティーナが大広間に入ると、大臣はすぐに挨拶した。
大臣「おはようございます、皇女様。」
すると、パティーナはすぐに生意気そうに返事した。
パティーナ「リオワードはどこですか?」
大臣「陛下は…。」
大臣が言い終わる前にリオワードが大広間に入ってきた。
リオワード「すまない、遅れた。」
パティーナ「リオワード様、お久しぶりです。」
リオワード「!!…パティ!…ずいぶんと早く…。」
パティーナ「当然でしょ。長年好きだと思ってた人と結婚できるなんて、楽しみで、楽しみで…。」
パティーナはうれしさのあまりに飛び上がるが、リオワードは彼女の行動を見ながら一歩、二歩…と引いてしまった。
ヒロ「…。(陛下、ドン引きしてるし…。)」
ヒロはパティーナとリオワードに見つからないように隠れていた。
それから一週間が経過した。
ロムの体調は全く良くならないし、皇帝リオワードはパティーナ皇女との結婚を嫌がっていた。
医者はロムを見た後、最後に「余命一ヶ月もなし。」と、宣告した。ロムはそれから泣き暮らすようになった。
ロム「私、ヒロと同じように陛下が好きだというのに…。」
ロムは泣きじゃくっていた。
ヒロ「陛下は今日も参られますから。」
泣き崩れるロムをヒロは慰めた。
リオワードが入ってくると、ロムは布団を握った。
リオワード「ロム、体の調子はいかがですか?」
すると、ロムの目から涙が零れ落ちた。
ロム「…余命一ヶ月もなしって言われた…。…私、死んじゃうんだ…!」
リオワード「…。(言ってること、姉上と同じだ…。彼女も亡くなる前にそう言っていた…。)」
すると、ロムは今度は強いまなざしで彼を見つめ始めた。
ロム「私、あなたに申したいことがございますの!!」
ロムは強くきっぱりと高らかに告白した。それにはリオワードとヒロは驚いた。
ロム「私、陛下のことが好きです!!パティーナ皇女がいくら美人で、あなたのことが好きだとしても、私はよりあなたを愛してます!!」
リオワードとヒロは沈黙した。ロムは恥ずかしいあまり赤面した。
リオワードは少し微笑んだ。
リオワード「…そう思ったよ…。僕はパティーナ皇女よりもヒロちゃんやロムちゃんの方が好きだからね…。」
―…つまり…、I like you―….
ロム「…陛下、私は幸せでございます!」
ヒロ「…(陛下の友達の1人なんだ…。)」
その時、パティーナ皇女が入ってきた。
パティーナ「リオワード様、こちら側にいらっしゃったとは…。」
リオワード「パティ…。」
リオワードは彼女のいきなりの訪問に動揺した。
パティーナ「探しましたのよ、さ、一緒に一夜を過ごしましょう。」
パティーナはリオワードの腕をつかんで強制的に連れて行った。
リオワード「すまない、ヒロ、ロム…。」
リオワードは悲しそうに言った後、連れて行かれてしまった。
それから、リオワードはよくここに訪れるようになった。
パティーナはリオワードと仲良くしようと努めているけれども上手くいっていないようだ。
リオワードは時が経つにつれて、落ち込んでいった。
その一方、ロムは喀血しながら時々、うわ言を言っていた。
そうなっている中、ヒロとロムはついにカトレア騎士団から追放された。
ヒロは病人を抱えながらさまようことになってしまった。
続く
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