SHINIGAMI 〜死神〜


月光の隼さん作

Vol1 =Transfer student of name "God of death"= ε

アンドニクス(満華)「私はこの学校に転校してきた―――」
時刻 AM11時(休み時間)
場所 屋上
快功「あのさぁ〜、死神の能力を『写す』ってできないの?」
アンドニクスに問いかけた。
アンドニクス「まぁできんという事は無いが・・・・・・・ある程度霊力が溜まっている時じゃないと無理」
快功「この前、辞典で死神について調べたんだけど、該当してない条件がお前に一つあるんだ。」
アンドニクス「フード付きの服だって着てるぞ。」
快功「いやいやそういう問題じゃなくて、武器の問題なんですけど」
アンドニクス「別に武器は天界に置いてきた」
快功「バカかお前!」
アンドニクス「だって鎌なんか持ち歩いてたら銃刀法違反で捕まるじゃん。」
快功「確かに・・・・・。んじゃ霊みたいに見えなくする道具は?」
アンドニクス「良くぞ聞いてくれました!コレ」
アンドニクスは快功にお菓子みたいなものを渡した。
快功「お、・・・・・・・お菓子?」
アンドニクス「霊層丸だ。それを食べるとしばらく誰からも見えなくなる。勿論、その成分を分解できる物もある。『解・霊層丸』だ」
アンドニクスはそう言ってもう一つ渡した。
快功「別に見えなくするものじゃ無くてもいいなぁ。」
アンドニクス「何を言うか?」
快功「いいじゃん。メンドクサイことしなくて良いし。」
アンドニクス「それは天界の違反行為。天界で処刑確定だぞ。
生前の奴らに死神の力をみせつけると、スクープとかで変に就き回される。」
快功「へぇ〜」
アンドニクス「力を移すのは罪では無いが。」
キーンコーンカーンコーン
休み時間が終わった。
快功にとって一番長く感じた休み時間だった。
快功は教室に戻る。
快功の席の隣は”赤坂 環派(あかさか かんぱ)”という女子だった。
環派「カーくんどうしたの?」
快功は躊躇していたので勿論、環派は気になるだろう。
快功「いや、なんでも」
ε〜完

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